ふたつの街の物語


プレイ人数:1~7人用

プレイ時間:25分

対象年齢:8歳以上

ゲームデザイン:Ben Rosset & Matthew O'Malley

「相談しましょう、相談しましょう。右の大切な貴方と左の尊い貴方。

最後に勝つのは゛わたし゛

内心全員がそう思っていたとしても」




このゲーム、商店やオフィスなどが描かれた正方形の街カードを

高得点になるように置いていき、最後に4×4の街が完成します。

そして最も高い得点の街を作ったプレイヤーの勝利…なのですが

その経過がとってもユニーク。


プレイヤーは自分の両隣のプレイヤーと共同で2つの街を作っていきます。

右隣の人と街Aを、左隣の人と街Bを

…なので街が完成してもその街の得点は隣の人と共有のもの。


左右の街の「得点の低い方」が「自分の持ち点」になるため、片方だけをせっせと高得点にしてもいけません。

バランスよく両方の街が強くなるように…完成まで両隣のプレイヤーと「相談」しながら作っていきます。

ゲーム中、両隣の人と相談する様子はちょっとした会議のよう。


配られたカードから2枚選んだら、

残りのカードは隣の人へ…とカードがぐるぐる回るのもおもしろい。



左右の人と左右の街を同時に2つ作っていくこと、隣の人からカードが回ってくること。

この2つの不思議な組み合わせ、上級者さんはもちろんのこと

ボードゲームにちょっと慣れてきた方に

ぜひ味わってほしい体験です。



(写真はソロプレイの様子)

オートマチックプレイヤー(架空プレイヤー)がいるモードもあり、

1人でも3人プレイをしているかのように楽しめます。

お1人様でもみんなでも、ぜひ。