二つのごいたの「推しらせ」

こんばんは。

おもくろやから「ごいた」に関する二つの「推しらせ」です。

 

ですがその前に、「ごいたって?」という方へごいたのカンタン解説です。

「ごいた」は石川県能登町の宇出津地区の伝承娯楽で、

2対2のペア戦、敵方、相方同士の手札の読みあいが特徴の遊びです。

(詳細ル―ルは下記 http://goita.jp/rule/ からどうぞ)

その手軽さと中毒性から全国的に愛好会が設立され、大会の開催も活発な娯楽として全国で親しまれております。


そんなステキなごいたの推しらせ、

まずは一つ目です。

5月の推しゲ―ムは「ごいた」になりました!

今月中の通常営業日にごいたを2回以上遊ばれたお客様には

1ドリンクサ―ビスいたします!


そして二つ目は…

おもくろやでごいたに親しむ会

「ごらくかい」を発足します。

活動日は第3金曜日のおもくろや営業日。

4人、遊びたい人が集まったらスタ―トののんびりした会です。

(会と言ってもごいた推しの日というだけですので、他のボ―ドゲ―ムも遊んで頂けます )

そして初めて遊ぶ方がまずは気軽にごいたに親しめるよう

「ごらくかい三ヵ条」を設けました。

その一、店主、経験者から伝えるのは基本ル―ルのみ

その二、店主、経験者からは定石、遊び方、その他アドバイスを一切しない(※)

その三、感想戦なし(※)

(※希望者には別途、定石や感想戦あり、経験豊富な経験者から上達のコツなどが教えてもらえる千葉ごいた会の定例会をご案内させていただきます。

とってもアットホ―ムな会で、先輩達が優しく楽しく教えてくれるのであっという間に力が付きますよ!) 



「ごらくかい」はともかく基本ル―ルのみ尊守をし、

あとはただひたすらごいたを楽しむだけの会となります。

(※勝つことを放棄したプレイングを推奨するものではありません)


●ごいた初めてさんへ

ごいた大好きな店主がおもしろく丁寧にル―ルを説明いたしますので、

どうぞお気軽に遊びに来てくださいね。


●ごいた経験者さんへ

定石に囚われない遊び方に新しい刺激があるかと思います。

ぜひお越しくださいませ。



          ――――――――――――――――――


ここから以下は店主のごいたこぼれ話しです。

お時間のあるときにどうぞ。




私はおもくろやの店主としてより以前からごいたが大好きでした。

ですが、ごいた熱が白熱し過ぎた一部プレイヤ―さんにより

定石やプレイ後の感想戦を強要されるように感じる…定石から外れたプレイをして相方から叱られるように感じる、そんな風潮からごいたを嫌いになってしまうプレイヤーさんが存在することを悲しく思ってきました。


まず誤解のないよう申し上げますと、先達の築いてきた定石や、試合後に自然発生する感想戦を否定するものではございません。


ただ、人にはそれぞれ強くなりたい、うまくなりたいと

自主的に思うまでのタイミングがあること。


そもそも大きく分けて

より強くをより上手くを目指す「競技派」と

勝ち負けはそこそこにワイワイ楽しむ「娯楽派」とに分かれること。


(1人の人の中にもその時々で変化しながら

競技と娯楽の割合が様々に存在しているのだと思います)


そんな競技派と娯楽派の線引きがあいまいなまま、

両者が一つの「ごいた会」に混在していることが、互いのごいたへの温度差から

悲しいすれ違いを生みがちなのではないかと考えました。


そこで一度完全な「娯楽派」として

線を引いてみようと考えたのが今会の発足の至りです。



ちなみにごらくかいの名前にはこんな思いが込められています。

「ご」ごいたを互いに

「楽」楽しむ

「会」です。

実はこちら、私の骨董のお師匠さんが開催している骨董交換会の

「互楽会」をひらがなに直してお借りしてきたもの。


骨董もごいたも古くから在るものを大切に受け継ぎ、

遊び心をもって愉しむことに同じ根を感じます。


お師匠さんが込めた思い「互いに楽しむ」の互にごいたの「ご」を託して

今回の試みに冠しました。




ごいたをこよなく愛する弱小ごいた打ちより、ごいたをこよなく愛する先達と同好の士へ。

また、まだ見ぬ未来のごいた仲間へ。

これからも永くこの遊びが、多くの人に楽しまれ受け継がれていきますように。